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日々  ~京都にて~

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仏教徒してました



この曲は、ラフマニノフ作曲 ヴォカリーゼ (言葉の無い歌)。

ヴォカリーゼは、本来なら、あるはずの歌詞が、無くなり、言葉が美化されて、響きだけになって表現されているものです。

どんな、歌詞を想像して、聴いても良いのですよ~。

このエントリーは、BGM付きで、読んでくださいまし。


さて、もう9月。
あいかわらず、「生」を強く意識する毎日になっています。

自然災害に加えて、人災でもある、3.11関連の人の死や、犠牲を、日々感じながらの暮らしですから。

過ぎた此の夏は、特別な、夏でした。
自分は、仏教徒であることを、スーパー遂行しました。

比叡山延暦寺の法灯花で、復興への祈りの献灯。
国宝の根本中堂の中には、1200年、不滅の灯がともっています。
その灯りは、昔から、ずっと、国産の菜種油で、燃え続けているのだそうです。

最近、料理用に、菜種油を使っているので、その話、ちょっと嬉しかった。
仏教徒してました_a0170374_0561612.jpg


そして、始めて行った、京都市左京区の郊外にある、広河原の松上げ。
広河原は、代々、火を扱う職人、炭焼き職人や木こり達の村だったそうです。

祭りは、村人が、火の神に感謝するものですけれど、神に会うのは、女性は許されず、男性のみが、真っ暗な河原に集まって、火のたいまつを、高い木燈籠の上に、投げ入れるのを競う祭りです。
かなり危険。

でも、厳かでした~。
これは、守られるべき、貴重な祭りやと、わかりました。
仏教徒してました_a0170374_141407.jpg


いずれも、原子力の電力が作り出す、まぶしい電気の光ではなく、揺れる炎の中の祈りでした。

そこにいると、視力が、だんだん、いつもと違う力を発揮し出して、夜空の満点の星も、銀河に見えました。
ほんまですよ~。

で、原子力が、本来の人間の目に見えていた範囲のものから、かけはなれて、新しく目に見えて、興味をひくものを、どんどん作りだしたから、人間は、なんぼでも、お金を払って、新しいものを手に入れようとする行動パターンに変化して行ったのか!!!!と、一瞬、もの思いにふけりましたね。

そうして、日の出、日没。
月、それらの発する光を、無視し出した。

自然環境が、呼吸していることを、忘れてしまった。

広河原の松上げは、火が燃えている時間が、時計にもなって、いました。

時計を見て、火を燃やすのとは、逆です。

最新の電波時計もえぇかしりませんけど、1とか2とか、数字で必ず言う必要がなくても、すごい建築物や、行事をやってのけてたというのも、事実ですし、

そこから、明らかに、人間の思考回路は、変わってきていて、単細胞になってきていると思いました。

昔は、森羅万象、何でも、利用出来て、感謝して生きてられたんやなーって。

8月、思いっきり仏教徒したのは、いっぱい納得することだらけで、大正解でした。

今、気分、ものすご落ち着いてます。
また、秋は、音楽活動がんばろ。

節電楽器の、クラシック分野でよかった。

合掌 うぅっ!!

あ、ヴォカリーゼ、えぇ曲やったでしょ~♪♪
by kyokyohatake | 2011-09-03 02:35
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